2021/05/16

#4『投稿は麻雀』

私はよく、メール投稿を麻雀に喩えています。
 
ここ1年、Twitterで
「断么九1000点のメールは書かない」
とか
「タンピンドラドラで良いメール」
とか言ったりしてますが全部麻雀用語だったり。

麻雀知らん、何言ってるかわかんね、って方もいらっしゃると思いますので
改めて言語化してみつつ、麻雀を知らない人にも
頭の中をさらけ出してみようと思っています。
 
 

●麻雀とメール投稿の共通点とは

 
麻雀とはスーパーざっくり言うと、
34種が4つずつ・計136個入っている牌から4人に各13個ずつランダムに配られ(手牌)、
順番に1ターンに1つ牌を山から持ってきたその14個の瞬間に
[3][3][3][3][2]
を揃えていくボドゲです。(一部例外の組み合わせ等あり)
※[3]はなんか似た模様の牌の数字の連番または全く同じ牌、[2]は全く同じ牌

[3][3][3][3][2] が成立していればアガりとなり、
していなければ1つ捨てて、を最長17~18ターン繰り返して
最速でアガった人に作る難易度なりの点が入って、
またリセットして配り直して……というゲームです。

んで、どこが麻雀にそっくりなのか、というと、
麻雀って、高い点欲しさに頑張って集めて、
ようやくあと1枚で32000点(麻雀の最高点数)がもらえる……!
という時に、難易度最低の1000点(麻雀の最安点数)であがられたら
その手はおじゃんになります。

メール投稿も、どんなに自分が
「これは面白いでしょ!」とか「これは自信あるぞ…!」
というメールを書けても、
「それはどうなの…?」とか「そんな度合いでいいの?」
っていうメールだけが読まれることは往々にして感じることはあるはず…。

この駆け引きが麻雀っぽいなぁ……。と、麻雀を覚えて感じています。
 
 

●生放送はリーチしたもん勝ち

 
あと1個で[3][3][3][3][2]ができる状態のことを
「テンパる」の語源である『テンパイ(聴牌)』と言います。
これを他の3人に宣言することで、宣言以降の他人の切った牌でアガることが可能になるんです。
これが「リーチ」です。まぁ意味合いはビンゴと同じですね。
 
そう、なのでメール投稿というのは(生・収録限らず)
文章が手牌で、
文章が書けて送信した時がテンパイ、
文章の内容やセールスポイントが役やドラで、
予期してなかったけどハネた点(パーソナリティーの反応など)が裏ドラ。
・読まれたらアガり、 
・盛り上がり具合や番組への貢献度が打点です。

ところで先ほど「17~18ターンツモれる」と書きましたが、
それしかないんです。
しかも自分の他に3人います。
 
収録番組は数十時間~数百時間考えられますが
生放送はその時間限り。

ヨルナイトを2週聞いたここちゃん勢はわかるかもしれませんが、
生放送中にメールを書くのって難しいな、って感じたと思います。
 
そらそうです、今までの小原さんのレギュラーラジオは全部収録もの。
放送を聞いてから次の収録まで数日単位で間が空いてるので
うん十時間じっくりと文章を考えられますが、
生放送はそんな悠長に考えられません。
 
送った後にもまずサブ作家さんが選別して、
→スタジオのメイン作家さんに渡してもうひと選別

というステップがあるのでギリギリに送ってもそう読まれないです。
 
なのでここだけの話、
月ヨナ後半の歌の感想はせいぜい24:45が限度かな。と思ったり。
 
 

●メールだから長くなる。時間があるから長くなる。

 
曲の感想に限らず、生放送は早いほど有利です。
 
“なんでもない質問” が恒常テーマになって幾分メールのハードルは下がりましたが、
2人の話の中でピンときたワードや、話したいことがあったら
質問じゃなくても「アレってこれのことだよね!」
っていう風にサクっと短く書きあげちゃうのがいい。
 
小原さん勢は収録番組しか経験がないから、っていうのもあるけど
時間があるから長々と書いちゃうんです。
無限に書けるメールという媒体だから長々と書いちゃうんです。
 
生放送中だよ5分で書きな、と言われたらA4目いっぱいにダラダラ書けないはず。
収録番組でもはがきで済ませな、と言われたらメールの文量にはならないはず。
(なお現在、文化放送は郵送物NGです。) 
メールの悪いとこですね。手軽すぎる。

あと正直、質問で終わらせなくていいです、あそこは。
勝手に話広がるんでw
 
 
それはさておき、生放送を2倍楽しむ”生メール”
小原さんと鷲崎さんと”リアルタイムなコミュニケーション”
を感じられるめったにない機会、
ぜひ1通やってみてくださいな。





数学

2021/05/03

#3『インスタのコメントで終わらせないで』

便利な世の中になったものですよね。
Twitterやインスタで簡単に気楽に推しにメッセージが書ける。
 
イベントの時の写真の投稿に
「かわいい!」
「すこ」
「あの時のアレ最高だった!」

書くよね。わかる。ここちゃんかわいいもん。


● 元も子もない話をするけど


声優ラジオって、終わってしまえばそこにメール書けないんですよね。

ごくごく稀に、少し前に銀ほえがA&Gで単発で復活したり、
最近はアニラジアワード(とかいう声優人気投票)で復活希望賞みたいなのがあって
それでも復活したり、それこそ内山夕実・種田梨沙の東ラフとか。

ただこんなのほんとにレアケースで、
命を吹き返すなんてほんとそれこそ奇跡レベル。


だから私はもし番組が終了となっても後悔しないように日々メールを書いています。
 


● メールを書いてほしい、とは思っているけど……


それで投稿の話がずいぶんとないじゃないか、
とそろそろ思われがちなんですけど、
1つだけ、1つだけ言わせてはくれまいか。
 
 

「初投稿です!番組が終わっちゃうと聞いて初めてメールしました!」


 
これね……。
気持ちはわかる。
そうだよね、文章書くの苦手でこれまでなかなか書けなかったけど
せっかくラストだから勇気振り絞って書いたんだよね。

ただ…、
「あなたが毎週(ないし毎収録)欠かさず1通でもメールを送っていれば
 番組が続いたかもしれない可能性」
を捨てきれない分、とても複雑な気持ちになります。
 
 

番組を終了させる、とか何曜日の何時にするか、と決めているのは
放送局の編成部と呼ばれる部署です。
 
それで、この人たちが見ているのは専ら数字。
地上波だったらまず聴取率。
最近はウマ娘で言葉だけは聞いたことがあるかもしれない
『スペシャルウィーク』は、2ヶ月に一度行われる聴取率調査週間のこと。
まぁA&GのようなネットラジオはSPウィークこそなけれど、
接続数とか再生数が指標になってたりするんでしょうね、きっと。
 
あとはスポンサーがついてるか(金銭的な問題)とか、
メールがたくさん来てる人気番組か、が主な指標。

この中で唯一、リスナーがどうのこうのできることって
メールなんですよね。

アニラジは元より期間が決まっていることが多いので、
悔いの残らないように投稿はして
終了のお知らせを聞いたとて「知ってた」レベルで済むんですけど、
数年・何百回と続いたラジオが終わると聞いた時の心境はね……。

私は数ヶ月ほど自分を責めるようになります。
なんでもっとメール書かなかったんだろう、
もう50通あったら変わってただろうか、って。
 
それぐらい苦しいのです。終わるのは。



さて、最初のインスタの話に戻りますが、
 
インスタのコメントが多かろうがフォロワーが多かろうが、
番組の継続する理由にはならないんです。

メールもコメントも書いてるよ、って方は本当にありがたいんですが、
メールは全く書かないけどラジオが終わるのは残念に思う、
というのは、先ほどの通り
番組継続に相当するメールの数に届いていない、
という点がある以上、ちょっと無責任なのでは?と思ってしまいます。
 
インスタのコメントと内容が似通っててもいいんで
それをふつおたとか、感想メールとか、該当のコーナー宛にでも1通送ってみたら、
将来ここラジとかあなたの推しラジオが生き長らえるかもしれない。


なんなら私は演者しか得がないSNSのコメントよりも
メールを投稿した方が将来、各方面にメリットがあるので、
先にメールを書いてからその絞りカスとか余ったモノを
SNSのコメントに書くようにしています。
 

☆SNSのコメントは即効性が高くほぼ読んでくれるだろうが、所詮そこまで。
★ラジオのメール投稿は即効性はなく読まれるかも微妙だが、
 番組継続という点での持続性が高く、さらに放送でRNを呼んでもらえる
 
 
こう考えるとメール投稿ってメリットがとても高いと思うんです。
この2つの特性をうまく使い分けて投稿・コメントをしてほしいなと思う
今日この頃です。




数学

2021/05/01

#2『メーラーと署名機能』

小原さんのヨルナイトマンスリーが近づいていることですし、
きっと今月は小原さん勢よく使うことになるであろう“メーラー”のお話を。 

とはいえ社会人の方はお仕事でよく使っていることと思いますので、
今回は投稿はあまりしない方や、
日頃はLINEばっかでメールなんぞ知らない学生さんなどが主なターゲットになります。
 
 

●そもそもメーラー(=メールソフト)とは

スマホの“メール”アプリ、microsoft officeの“outlook”、win10の“メール”アプリといった
ソフト・アプリを使う方法と
ブラウザから“Gmail”や“Yahooメール”にアクセスして送る方法、
2種類ありますが大して差異はありません。
 
今回話したいのはメールフォームを使うのかアドレス直打ちなのか、
という点の後者のうちのある機能の話、というだけです。
車に例えるならメールフォームはオートマでメーラーはマニュアル車ですね。

ちなみに主な放送局・配信サービスで比較するとこんな感じです。
 
放送局 メールアドレス メールフォーム
文化放送 △ (※1)
音泉
ニッポン放送 × (※2)
TOKYO FM ×
 
 ※1:QR自社制作はないが、シーサイド系など制作会社のところはあったりする
 ※2:番組により稀にあるがほとんどない

音泉や響は安定の両刀。好きな方を使えばいいと思いますが、
これを書いてる今現在、音泉のメールフォームが不具合起こしてるらしく
アドレス宛に送信するのを推奨しています。
あと個人的にも色々な理由があったりで(これは今後)
アドレス宛に送るのが好きです。

 

●署名機能を使おう(使ってくれ

そこで本題の話、
普段、メールソフトを使わない人にとっては
より馴染みのない機能かもしれませんが、
これを知るだけで投稿が数段楽になります。

署名機能というのは
予め設定しておいた文章を新規作成時または送信時に付け加える
という機能です。
 
自分はこんな感じにしています。


 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

これをやっておくだけで
・ラジオネーム書き忘れ防止
・ノベルティがある番組での郵便番号住所氏名書き忘れ防止

という、投稿での“2大やらかし”を防げます。
ここラジで「〇〇さんあとでいいので番組宛てに住所と氏名送ってください」
と言われたそう、あなたです。
(そもそも住所書いてる人の中から選べばいいのに
(というか全員プレゼントでよくね
 
さらには、新規作成時に既にラジオネームが組み込まれた状態で文章を書けるので、
これからヨルナイトで役立つ生放送中のメールを書く際の時短にもつながります。
打ったり、コピペする手間が省けるんでね。
 
私は新規作成(ctrl+N)を押すとこんな状態でスタートできます。




 

 
 
 
 
 

 

署名のテンプレとかは本当にないので、
住所の部分を記号や線も使ってアレンジすると
芸術点高くなって目を惹きやすくなったり。
もちろん♡とか絵文字とか機種依存文字はなしですが。

iPhoneからは設定→メール→作成タブの“署名”から、
outlookからはファイル→オプション→メール→署名から設定できます。
(他は知りませんがだいたい同じでしょう)
 
 
で、ブラウザからメールを送る時の署名機能なんですが、
少なくともGmailとYahooメールに関しては送信時フッター(末尾)
設定した文章が組み込まれる仕組みなので非推奨です。
ラジオネームは一番上にあることがメール投稿のお約束なので

また、Yahooメールはoutlookと紐づけても送信済みメールが同期されません。
ブラウザで送ったらブラウザでしか、outlookで送ったらoutlookでしか
ログが確認できないのでYahooは個人的に非推奨サービスでもあったりします。

 
 
あともうひとつ、設定を確認できる余裕があるなら
メールの形式が【テキスト形式】になってるか確認しましょう。
これは単純に受信側(放送局とか)のセキュリティの話で
もう1つのHTML形式だと迷惑メールに振られる可能性があります。
しかも意外とHTMLがデフォルトになってたりするから厄介。
 
PCだったら新規作成時に太字(B)や斜体(I)、アンダーライン(U)、
またはフォントやフォントサイズが変えられなかったらテキスト形式です。
ぜひ署名と一緒に確認してほしいメールの設定でした。


これでよき投稿ライフを!




数学