これまで10年ほど、色んな声優さんのラジオを聞いてきましたが、
まるで新種の人種に出会った探検家のような、そんな高揚した気分になりました。
会話の導入部から言葉選び、テンポ、間……。
喋ってる言語は他の女性声優と同じ日本語なのに、
(ごくごく一部、ロシア語とかエジプト語を話す規格外声優はさておき)
なぜかむちゃくちゃ推せるおしゃべり。
じゃあ今まで聞いてきたのと何が違うんだろう、と思い返してみると、
リスナーとの距離感、 言葉選び、話の抑揚、
このあたりがずば抜けて違うし、巧い。
この業界もちろん、多数派だから良い少数派だから悪い、なんてことはもちろんないけど、
パーソナリティー、つまり“個性”がものを言う
ラジオという媒体にとっては、むしろ少数派が輝くとも言えよう。
まぁ本人はまさに無為自然、
たぶん本人は全く気にしてないんでしょうね。
言葉通り、ありのまま、素なんだろうけど。
でもラジオは素を見せてなんぼ。
さらけ出してくれたり、いつも敬語なのにタメ口が出たり、
常連リスナーを優遇したりいつも以上の親密さを出したり、
時にはリスナーにものを言ったり。
ちゃんと人と向かい合ってくれているのがよくわかりますし、
推せます。
とりあえず初回聞けばすぐわかりますから。
しかし、これまで2度延命処置はとられたものの
3度はあるのか……。
メールはだんだんと増えているような感覚はしていますが、
それが継続のGoサインを出せるまでの数なのかは、
こちらからは本当にわかりません。
むいはずに限らず
番組を少しでも長く生かすためにリスナーができることはとにかく“数字”稼ぎです。
・A&Gの同時接続数(リアタイ・リピ)
→何人聞いてるかあちら側からは一目瞭然の数
・メールの数(何通来たか&何人から来たか)
→リスナーのうち投稿もしちゃうくらい意欲の高い人の数。
ちなみにリスナー全体の1割程度と言われている。
・Twitterのフォロワー
→興味があるオタクの人数、ざっくりとしたリスナーの人数
・Youtubeの再生回数
→単純にアーカイブの需要
ガチ勢はなるたけ全部を(まぁ全部してるからガチ勢なんだが)、
そして未リスナーにはどれかひとつでも。
させればさせるほど延命する可能性が高まります。
個人的に言わせてもらえれば、
島袋美由利は今のアニラジ業界に必要な喋り手です。
えだって、今のアニラジ業界にあんな自然に抑揚つけて喋る女性声優おる?
メールにあんなツッコんだり感情移入する女性声優おる?
あんな毎回独特すぎるワードをナチュラルに織り交ぜながら喋れる女性声優おる? いやいや、
むいはずを潰すのはラジオマンとしてさすがにおかしいって。QR編成部さん。
むいはず。
オタクの力で生かしていこうな。
数学