以前、オタクの間でプチニュースがありました。
中身としては「なんでメール読んでくれないんだ💢」
というアニラジスタッフへの文句だったので、対岸の火事くらいの感覚なのですが、
これ、見方とプロセスがちょっと違えば筋も通るのでは、と思って、今回は
「常連の“ズボラ化”」について書いてみます。
常連は何を以って常連たらしめるのか
それでは、皆さんが思う“常連”とはどんな条件の人でしょうか。
大多数の人は「何回も読まれている人」と、”回数”を引き合いに出すと思います。
ま、たしかにアニラジだけでなくお店でもなんでも
常に(お客様名簿に名前を)連ねているから常連なので、
回数であることに違和感も不満もないのですが…。
しかし、回数を重ねるだけでいいのか、というのは考えものです。
「何回も読まれている」=すごい
という考え方は、確かに「番組側がほしいメールを送れている」
=バスケで常にシュートを入れ続けられる
と捉えれば、構成作家心がわかっててすごい人、と思えるのでしょうが、
自分ばっかでいいのか、とは思います。
パスしたりアシストしたりしないとチームは負けます。
つい向いてしまう矛先
それでは本題に戻りますが
「なんでメール読んでくれないんだ💢」
は本当によくSNSで見る話です。
しかも、それをSNSで愚痴ると、かなりの割合で
「お前の文章力が下手だからだろ」
という、あたかも10:0で悪いかのようなリプや引RTがついてきます。
んな火に油注ぐ返信をFF外からする方もする方ですが、
今回はそれの是非やらどうだを問うわけではないので別の話をします。
投稿初心者のAさんと、常連のBさんがいたとして、
・メールが収録日(or生配信の数時間前)に間に合っていて、
・同じネタ
だったとします。
すると、読まれるのは8:2でBさんです。
こういう時、比較されがちなのが
・コンパクトにまとまっているか
(初心者はなかなか長文になってしまう)
・改行されてるか、などのレイアウト、見やすさ
(初心者はまだレイアウトとかに気が回らない人が多いので…)
これが積み重なって常連が出来上がります。
多数のメール初心者を排して……。
そりゃそういう見方しかしなければ「お前の文章力が下手だからだろ」となりますよね。
経験の差が違いすぎる。
しかしこういう無数にありそうな事例、そもそも、
「どうして常連がメール初心者でも考えつくネタを被せに行ってるんですか?」
という話で。
初心者さんでも思いつくような話題や質問を常連も一緒になってしちゃう。
そのレベルの低いズボラ投稿こそ現環境の問題点だと考えています。
ポケモンルビサファで例えるなら(世代が出ますね)、
ミズゴロウをず~~~っとたいあたりしか使わない、ってことはありませんよね?
レベルが上がったらどろかけ覚えるしみずでっぽう覚えるし、
いろんな技使いますよね。
なのにメール投稿になると一辺倒。低レベル技しか出さないのは一体なぜなのでしょう。
自身に限りをつけておんなじような題材でしかメールを書けず、
そのくせ小手先だけは上手になるから不思議と読まれていく。
「なんでメール読んでくれないんだ💢」
の根本的原因は、常連が初心者でも書ける題材のメールを書いて
初心者さんの採用の妨害をするから。
これに賛同してくれる方は、いらっしゃいますかね……?
投稿の目的とは
ここからは、あくまで自分が考えてる、
最低でもメール投稿に慣れてきたり考える余裕がある人向けな話ですが。
そもそもラジオの投稿とは、パーソナリティーとリスナーの
双方向コミュニケーションなのは大前提なのですが、
ラジオというエンターテイメントにおいてもちろん他にもリスナーは聞いてはいるので、
ある程度他の人も聞いて楽しめる内容でなければなりません。
冠婚葬祭の葬とか、笑えないいじめられエピソードなんてもってのほか。
全員のテンションどん底に落としてどうすんの、ってこういうメール聞くと思います。
例えば、お題が「赤いもの」だとして、
「りんご!」……と、投稿初心者さんが送るのと常連が送るのでは訳が違いますよね。
常連がりんご程度のネタで読まれて、読まれた回数のみを見ればすごいですが、
ポケモンのレベルで言えば2か3です。
まだたいあたり覚えさせてたの!?早くとっしん使いなよ!
という話です。
僕だったら「千本木彩花の宣材の背景」。
どこでも名を聞くような人であるならば、
題材からして「すごい」「この人のメール楽しみ…!」
と思わせてくれる人こそ、真に常連なのではないでしょうか。