声優のお仕事で何が好きですか?
誰が好き、何の作品が好き、というのはあっても、
活動で考えたことはあまりないはず。
僕は俄然【朗読】が好きです。
私が少し放送部のNコンをかじってて
声優の苦労が多少なりとも共感できる、というのも若干ありますが、
声優の芝居を、一番美味しく味わえるのは朗読かな、というのが主な理由。
人間って生きてるとほんと、視覚にものすごく優先されます。
例えばアニメって、どんなに声や芝居がよくても絵と合わせた総合芸術なので
脳はアニメをどうしてもそう捉えてしまいます。
「声優はよかったけど作画が…。」という感想も然り、
逆に最近よくある芸能人がゲスト声優をやるパターンも然り。
なので、視覚情報ゼロ、ないしほとんど寄越してこない朗読こそが
一番声優の演技や声を味わえるという結論。
朗読劇なんかね、行くと推しはステージにいるわけなんですが、
目を開けると推しは見れるけど
声に没頭したいから目をつむりたい……。
これがなかなか難しいですね。
最近ASMRにハマりかけなのもそういうわけです。
そういうわけで前置きはここまでにして、
声優の朗読好きが興じて現在私は
「朗読フルボイス化クラウドファンディング」の企画を支援しています。
『Ewig』(エーヴィヒ)という作品で、
これに登場するメイン6キャラに声優をつけて
全編まるまる読んでもらおうという企画です。
↓こちらは花守ゆみりさんによる1シーン朗読。
花守さんと作者の“Physics Point”は
劇場アニメ『ガラスの花と壊す世界』での主演-原案。
知るオタクぞ知る名タッグです。
その縁あって花守さんにはオファー確定だそうで。
もちろんこちらの朗読も聴きましたし、
アプリで全編読ませて頂きました。
容赦がない!!!!
ほんとーーーに容赦がない。
キャラにも、展開にも、設定にも。
((個人的に)こうなってほしくはないけど、PPならよもやこうするかなぁ…。)
が当たったり。
伏線も設定も綿密。
最後まで読んで「なるほどたしかに」なんだけどなんか喉の奥に痰が残り…。
謎は謎のまま終わらないんだけど謎で……。
むちゃくちゃ2章が読みたくなりました。(2章仕立てです)
これはフルボイスが聴きたくなります。
字を読めば読むほど文字が脳内に声を想起させてくるんですもの。
ラノベじゃ退屈な方、
次郎ラーメン並みに濃くてガツンとくる本を読みたい方、
世界観や概念が全然違うのでファンタジー好きな方、
ぜひ読んで頂きたい。
そしてあなたの脳がおのずと声を描いたら。
ぜひ買ってほしい。
期間は8/27(金)いっぱい。
どうぞよろしくお願い致します。そんなわけで、日々推しの朗読案件が来いと願っているわけなんですが、
そういえば昨年の第1回緊急事態宣言のさなか、
悠木碧さん発案の「#せいゆうろうどくかい」ハッシュタグがあったのを思い出しました。
有志声優で青空文庫の作品を朗読した音声をアップし、おうち時間のお供にしてほしい、
という完全ボランティアなキャンペーン。
花守ゆみりさんのもありました!!!!!!!!!!!!!!(歓喜
『燕と王子』 著:有島武郎
いや~、やはり朗読はいいものですよ。
ドレッシングなしにフレッシュな野菜を丸かじりしているような気分。
声が、音が、脳内に絵を描き、色を塗り。 創り、壊し。
どうか、花守さんが、エーヴィヒを描く画家になれますように。
数学
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