私はよく、メール投稿を麻雀に喩えています。
ここ1年、Twitterで
「断么九1000点のメールは書かない」
とか
「タンピンドラドラで良いメール」
とか言ったりしてますが全部麻雀用語だったり。
麻雀知らん、何言ってるかわかんね、って方もいらっしゃると思いますので
改めて言語化してみつつ、麻雀を知らない人にも
頭の中をさらけ出してみようと思っています。
●麻雀とメール投稿の共通点とは
麻雀とはスーパーざっくり言うと、
34種が4つずつ・計136個入っている牌から4人に各13個ずつランダムに配られ(手牌)、
順番に1ターンに1つ牌を山から持ってきたその14個の瞬間に
[3][3][3][3][2]を揃えていくボドゲです。(一部例外の組み合わせ等あり)
※[3]はなんか似た模様の牌の数字の連番または全く同じ牌、[2]は全く同じ牌
していなければ1つ捨てて、を最長17~18ターン繰り返して
最速でアガった人に作る難易度なりの点が入って、
またリセットして配り直して……というゲームです。
んで、どこが麻雀にそっくりなのか、というと、
麻雀って、高い点欲しさに頑張って集めて、
ようやくあと1枚で32000点(麻雀の最高点数)がもらえる……!
という時に、難易度最低の1000点(麻雀の最安点数)であがられたら
その手はおじゃんになります。
メール投稿も、どんなに自分が
「これは面白いでしょ!」とか「これは自信あるぞ…!」
というメールを書けても、
「それはどうなの…?」とか「そんな度合いでいいの?」
っていうメールだけが読まれることは往々にして感じることはあるはず…。
この駆け引きが麻雀っぽいなぁ……。と、麻雀を覚えて感じています。
●生放送はリーチしたもん勝ち
あと1個で[3][3][3][3][2]ができる状態のことを
「テンパる」の語源である『テンパイ(聴牌)』と言います。
これを他の3人に宣言することで、宣言以降の他人の切った牌でアガることが可能になるんです。
これが「リーチ」です。まぁ意味合いはビンゴと同じですね。
そう、なのでメール投稿というのは(生・収録限らず)
・文章が手牌で、
・文章が書けて送信した時がテンパイ、
・文章の内容やセールスポイントが役やドラで、
・予期してなかったけどハネた点(パーソナリティーの反応など)が裏ドラ。
・読まれたらアガり、
・盛り上がり具合や番組への貢献度が打点です。
ところで先ほど「17~18ターンツモれる」と書きましたが、
それしかないんです。
しかも自分の他に3人います。
収録番組は数十時間~数百時間考えられますが
生放送はその時間限り。
ヨルナイトを2週聞いたここちゃん勢はわかるかもしれませんが、
生放送中にメールを書くのって難しいな、って感じたと思います。
そらそうです、今までの小原さんのレギュラーラジオは全部収録もの。
放送を聞いてから次の収録まで数日単位で間が空いてるので
うん十時間じっくりと文章を考えられますが、
生放送はそんな悠長に考えられません。
送った後にもまずサブ作家さんが選別して、
→スタジオのメイン作家さんに渡してもうひと選別
というステップがあるのでギリギリに送ってもそう読まれないです。
なのでここだけの話、
月ヨナ後半の歌の感想はせいぜい24:45が限度かな。と思ったり。
●メールだから長くなる。時間があるから長くなる。
曲の感想に限らず、生放送は早いほど有利です。
“なんでもない質問” が恒常テーマになって幾分メールのハードルは下がりましたが、
2人の話の中でピンときたワードや、話したいことがあったら
質問じゃなくても「アレってこれのことだよね!」
っていう風にサクっと短く書きあげちゃうのがいい。
時間があるから長々と書いちゃうんです。
無限に書けるメールという媒体だから長々と書いちゃうんです。
生放送中だよ5分で書きな、と言われたらA4目いっぱいにダラダラ書けないはず。
収録番組でもはがきで済ませな、と言われたらメールの文量にはならないはず。
(なお現在、文化放送は郵送物NGです。)
メールの悪いとこですね。手軽すぎる。
あと正直、質問で終わらせなくていいです、あそこは。
勝手に話広がるんでw
それはさておき、生放送を2倍楽しむ”生メール”
小原さんと鷲崎さんと”リアルタイムなコミュニケーション”
を感じられるめったにない機会、
ぜひ1通やってみてくださいな。
数学