2023/12/31

『花守ゆみり 404RADIO』1年の総括と"ラジオ番組の応援”とは

「花守ゆみり 404RADIO」1年・全24回が終了しました。
完走頂いた皆様、ありがとうございました。

2023年は個人的に“花守ゆみりの年”として、自分の声優ラジオリスナー歴12年の経験をフルに使って「花守404」や花守ゆみり本人を応援し、盛り上げていこうというのが今年の目標でした。

思いのほか今年の自分の活動がすごく充実したものとなったので、このブログに1年の活動を掲載しつつ、『ラジオ番組を応援する』とは、というのを書いてみます。


『花守404』 1年の総括


“花守ゆみり”という、オタクの誰もが何かしらの作品で触れているほどのネームバリューのある女性声優が、普段レギュラーのラジオはないところ、10年を振り返る趣旨で始めた1年限定ラジオ番組なのもあり、「いつから応援し始めていて」も「何月から聞いて」も成立する構成だったのではないでしょうか。

個人的に一番よかったのは2月の高乃麗先生の回ですね。
やはり本来知る由もないはずの“デビュー前の話”が聞けましたし、それに相手が高乃麗先生だからこそ見せる生徒・花守ゆみりの表情が見れたのはとても印象深いです。


投稿数:メール52、手紙7
採用数:メール4、手紙1

自分の投稿数採用数です。だから?という話ですが。
採用は数ではありません、貢献度であって採用数とか心底どうでもいいのです。


声ラジを応援する、ということは。


では、ここからいくつかのトピックについて振り返っていきます。


番組発表告知:2022年9月29日13時


そういえば誕生日に告知でしたね。

ただ、ラジオはラジオを配信する期間だけが活動期間なわけじゃなく。
配信開始前はもちろん、場合によっては終わってもできることがたくさんあります。

番組開始が告知されたらまずやることといえば、そらもうメール投稿……。
なのですが、それは僕(というか投稿者全般)にとっては当たり前なので
自分は少し別のムーブをしました。

それは他所への布教です。

番組趣旨から、メインとして花守ゆみり古参勢ほど嬉しい企画ではありますが、
花守ゆみりという、まぁオタク誰しもが名前を知ってる人でもあるので、
逆に言えばライト層や、また本人のソロラジオの貴重性から
自分のような声ラジ全般聞くような人たちといった、
存在さえ知れば聞く人は多いのではないか、と考えました。

そのうちのひとつが、鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト火曜のメールテーマで
この番組を挙げる、でした。

思えば、わっしーが番組に乱入したのも、
グレパで毎回のように花守さんのことを話していたのも、
(わっしーなら遅かれ早かれ存在を知って聞いているかもしれないですが)
配信前の10月末時点で番組の存在をお伝えできていたのは意味があったのかもしれません。

ところで最近知ったのですが、
V(tuber)って自分の配信で他の人の名前出すのって結構ご法度なんですよね。
最近知りました。なんて心が狭い……。
声ラジで他番組ネタを出す時も十分ご留意ください……。


花守ゆみりプロデュースインク「Who are you?」シリーズ




花守ゆみり10周年企画の目玉のひとつが、まさかのインクのプロデュースと言われ
おったまげたファンも多いのではないでしょうか。

自分は手書きの投稿がとても好きなので、これを“好機”と捉えることができました。
なぜなら、花守さんが作ったインクを使って花守さんにお手紙を書くことができる。
これほどまでの花守さんへの愛の伝え方は他にありません。

9/29の誕生日生配信でそのお手紙が読まれましたが、あれには裏テーマがあり、
1色1通ずつの計6通お手紙を投稿したので
「全色買って使ってみて色味とか実際に見ましたよ」
というのを本文に書かずとも本人にはわかる仕組みでした。

投稿って、「メール募集」と言われてただメールすりゃいい、
というわけではありませんし、ただ読まれればいい、というものでもありません。

僕は日頃から
・お便りを送るのに、ほんとにメールでいい?
・伝えたいことをより効果的に伝わる送り方は?
・そもそもそんな内容(ベタすぎたり、被りが懸念される題材etc)で自分ごときが送っていい題材なの?
そんなことを、収録日と相談しながら媒体(メール、手紙、はがきetc)を選んでいます。

メール手紙問わず、その1通が花守さんを尊重するものであり、
花守さんが喜んでもらえるものであり、そしてリスナーも楽しませる、
たまたま花守さんは六芒星の触媒のひとつに触れたけど、その結界の真の効果は…?
そんなメッセージを込めた1式(6通)があの時送れたと思います。

それからというもの、2023年後半は物好きな人はインク使って送る人いるかな……、
なんて思っていましたが、結局手書き投稿は本編では0でした。

確かに、ガラスペンという導入のハードルは高いですが、
収録時期もなかなかつかめず間に合っているのかもわかりませんし、
字書くの苦手で…、などかなり重い腰を上げる必要があった、とはいえ、
今年の花守ゆみりを象徴する活動のひとつだったので、
そこらへんを花守404がやってるうちに応援してもよかったのではないでしょうか…?


声優ラジオ同人誌「声ラジのほん」寄稿

布教活動第2弾が、ツイートもしましたが、
夏コミでの声優ラジオ同人誌「声ラジのほん」への寄稿でした。


主宰が自分よりメール投稿大先輩の方々がやられているサークルで、
毎度いろんな番組の紹介記事や投稿についての記事など、
真のラジオ好きが集まる同人誌なので、他界隈への宣伝としてはうってつけでした。

自分の場合はここの同人誌を10年読み続けていて、
古い番組つながりでサークルの方々とも面識があり、偶然お声がけ頂いた形でしたが、
個人で同人誌を出して、声優島で頒布するのもかなりの宣伝効果になると思います。
もちろん、1からとなるとハードルや作業量は尋常ではありませんが……。

当然、これを書いたことによって9月以降再生数が上がったとか聴取人数が増えたとか、
そのような数字のことはさすがに存じません。

ただ、やることに意味はあるような気はします。

しないよりはましですし、花守さんに
「星の数ほどある声ラジから花守を選んだんだお前の話が好きなんだ」
という明確な意思表示はしたつもりです。

届いていればうれしいですね。
アドはいりません。


聞く書く以外の選択肢


という感じで、2023年自分が花守404へやってきた、聞く・投稿する以外のことを書いてみました。

自分の中のルールとしては
・花守ゆみり本人の“声優としての生き方”を最大限尊重した上で
・自分の得意なこと、できることを使って
・ラジオという媒体を生かした投稿やその他応援
ということをこの1年以上花守404のために考え続けてきました。

特に今回書いたことは、自分がこれまで声ラジを聴いてきた蓄積やアイデア、
ひらめきといった膨大な経験値ありきのことなので、
正直すべてハードルは高めだと思います。

ですが次、あなたの推し声優の番組で活かせそうなことがあったら
自分にできる得意なことを見つけて、
推しのため、一歩レベルアップした応援や活動をしてみてはいかがでしょう。

それでは、2024年もよろしくお願いします。



数学

2023/08/03

「声ラジのほん」に寄稿しました!

こんばんは!
今回はガッツリ100%告知です!!

みなさま、『声ラジのほん』という同人誌をご存知でしょうか?


















声ラジのほんはメール投稿の大先輩の方たちが主宰している
声ラジアニラジリスナーによる声ラジ・アニラジの同人誌。

僕はLadyGo!!を聞いてた頃から購入していまして、
持ってる一番古いのが参で2013年冬コミなのでかれこれ10年以上。
結構伝統ある同人誌だったりします。

そんな、今年夏コミで頒布される声ラジのほんにお声がけいただき
執筆させていただきました!

番組は
「高田憂希・千本木彩花のしゃかりきちゃん」
「花守ゆみり 404RADIO」
の2本です!

(当初はしゃかりきちゃんだけの予定だったのですが、
 書き進むにつれ、花守さん推しなのに他の女の番組のことを書いているという罪悪感が
 だんだん湧いてきてどうにかなりそうだったので、
 無理を言って花守404も追加したという裏話……w)


 
花守ゆみり姫様の声優10周年イヤーの今年限定の記念ラジオ、 
書くならマジでこの夏コミしかない…!

しゃかりきちゃんの首の皮を立派な首にしたい……。  


そんな思いを込めて書きました。
ぜひ、ご覧ください。



表紙は最近やたら名前を見ます!羊宮妃那さん。
ちなみに(これに限らずですがどの表紙も)収録後の写真から描いてるそうです。
えぇなぁ。



















他にもご覧の方々、

























ミューレ3期生、
@リビング?、
さすがガチ兄さん7月開始なのに早速書いとる!早っww
音泉生レギュラーONSEN SHOW TIME、
麻倉もものパンツ(絶対内容はこうじゃないと思います)……etc


そんな毎回読み応え抜群。なんなら過去の号貸すよ?
『声ラジのほん。Rec:2023夏』は

8/12(土) 1日目
東ナ-28a「Helissio」
 にて頒布。


当日は午後ぐらいにブースに行こうかと思ってます。
ぜひ、よろしくお願いいたします!


(10年前から買い続けてる同人誌に書くことになるとは思ってなかった)数学

2023/05/06

#15『“まつわる”系コーナーの攻め方』

今回は“まつわる”系と題し、
メールテーマでよく聞く「~~といえば」「~~にまつわる」など
文字を指定されたような時のメールのコツを書いていきます。

ちょうど、いい例が過去にあったので
以前、東山奈央のラジオ@リビングであったテーマを例にします。

メールテーマ
「5」にまつわるエピソード

と言われましたら、何を思い浮かべるでしょうか。
人によっていろいろありますが、たとえば
「5歳の時の思い出」なんかは手軽に思いつきますよね。
放送では「5拍子の曲が好きです」というメールが採用されてましたが、
5拍子というレアで意外性のあるネタがよかったですね。
あとは、漢数字にして「五目並べが得意です」「五目チャーハン」なんかもいいですね。

しかし、ここまではまだベターな部類。
漢数字にするだけまだ少しひねってはいますが、
5から意外性があったり(5拍子)、エピソードが強いものであればよし、
ただ5から思いついたものを送った程度では
たとえ読まれても印象にはさして残りません。


文字指定コーナーのコツ


ここからが本題です。
あっと言わせる、TLをざわつかせる、
パーソナリティーに一発で認知してもらえる(?)メールを書くコツは

「今自分が楽しんでいるのは“ラジオ”だ」

という意識。
常に耳から入ってくる情報を大切に、聴覚に強めの意識を持っておくこと。

そもそも、なぜ「5」と言われてパッと思いつくのが数字なのかというと、
メールテーマをTwitterという文字情報

5にまつわるエピソード

と書かれてしまうと、どうしても数字の5にとても意識がいってしまいます。
そりゃ、数字で書かれれば数字の話を募集してるんだな、と思ってしまいますよね。

しかし、それはあくまで【目】の話。

作家が台本に「5」と書き、
プロデューサーがTwitterで「5」とツイートしようとも。

あなたがパーソナリティーの声で聴いたのは「5」ではなく「ご」です。

視覚情報に囚われてはいけません。

ですので、私がこのテーマに対し上手いな!と感じるのは、たとえば
「三国志では呉が一番好きです」
「小さい頃囲碁をやってて大会に出てました」
(※囲碁を碁というくらいの言葉の変換は普通許容範囲内です)

といった感じ。
きっとパーソナリティーも「こういう解釈があったか!」
と、喜んでくれるはず。


数字じゃなくても。


次の例を出します。
次は「戦闘員、ラジオに派遣します!」のコーナーから
“自分は美少女型高性能アンドロイド キサラギ=アリスちゃんだ”を挙げます。

富田美憂演じる美少女アンドロイドのキャラに
色んな「〇〇しい」という語句+説明、
つまり国語でいうところの“形容詞”を教えて、
その性格っぽく言ってもらおうというのが
本来の(=表向きの)コーナー。
例として「そそっかしい」「小賢しい」が挙げられています。

これも、先ほどと同様に音情報として考えてみると、
「しい」という音は「しー」と伸ばしても、
またはアルファベットにして「C」と言っても
ほとんど変わりありません。

ということは、語尾に「しー」ないし「しい」というような音がつく、
キャラが立つものであれば形容詞とは言われてないので問題はない、となるわけです。

そう、このコーナーの最適解のひとつは「ふなっしー」です。
みんながパッと思いつくけど、形容詞な「〇〇しい」。
このように、音情報に変換して発想をふくらませていきます。


○○だと言われても…。


最後に、割とよくある生放送メールテーマですが、こういうことも。

「今日のメールテーマは、フリーです!」
「質問や番組の感想などなんでも構いません。どしどしお送りください。」

なんて聴いたことがあるだろう。
そう。フリー。

パーソナリティー(やスタッフ)としては、
とにかくマジで(言葉通り意味通り)何でもいいから送って!!
という意味合いで言って(書いて)るのだろうが、
私だけはそうは問屋が卸さない。

なんでもいい、と言われて、
なんでもいいから今日の晩ご飯の質問送りました。
とかは、誰でもできます。超初心者向けテーマ。

「まだメール送ったことないけどなんでもいいなら…!」
という方にはもってこいな話。

ですが、慣れた人ならひとつひねってみませんか?
フリーだからって常連がそんなクソみたいな質問してて許されるの?と、思いません?

「フリー」と言われたからこそ書けるメール、ありませんか?

フリー=“自由”という意味合いに囚われず、
「フリー」という文字を指定されたなら「フリー」が含まれていないといけない、
指定されたもんだと考えて発想を広げていきましょう。

・アニメ「Free!」関連
・フリースタイルダンジョン
・(Twitterの)フリート機能のこと
・(自虐的に)フリーターです!!
・好きなイ“フリー”ト(火の精霊)のこと
(※語句の中間に指定の文字が含まれる場合は
 ダブルコーテーション “” で囲うと強調され、
 作家やパーソナリティーが『これも“フリー”だ!!』と気付いてくれます。)

いっぱいありますね。


なんでもそうですが、パッと思いつくのは他人もすぐ思いつくもの。
ネタ被りして同じ系統のネタを他人のが読まれたら腹は立ちますが、
そもそも被るのが(若干)悪いこと。
テーマに対し、発想されにくい題材選びをすれば被る可能性は下がるのですから、
すぐ思いついたのは一度捨てて、
「本当にこんなんでいいのか」と。
自問自答してみてください。

要はメールの「多様性」です。
全部のメールがそんな簡単に思いつくのだけでは、
起伏のない平坦なメールコーナーになってしまいます。

1つ2つ、このような「あっ」と言わせるのがあると跳ねますし、盛り上がります。
それに選ぶ側(作家)もそのメールの個性に惹かれて採りたくなります。
そういうキラーメールをぜひチャレンジしてみてほしいところ。


後にも先にもNo.1メールはコレ


それでは、私がアニラジ聴いて12年、一番感動した語句指定メールを最後にご紹介。

既に終わってしまいましたが、
アニソンリクエスト番組「阿澄佳奈のキミまち!」では、
毎回テーマにまつわるアニソンを募集していました。
2017年5月7日のテーマが「アニソンで旅しよう!~地名アニソン~」。

たまゆらの「ももねこ様音頭」(広島県竹原市)
ガルパンの「あんこう音頭」(茨城県大洗市)
ときた次の曲が、
『新世紀エヴァンゲリオン』の「♪魂のルフラン」。
(ぜひYoutubeで1コーラス聴いてってください)

♪私に還りなさい 記憶をたどり …………





有名だしそりゃみんな知ってる名曲。
しかし当然テーマの「地名」が先行し、
TLでは「どこが?」の疑問しかなく。

1コーラス後、投稿者のコメント。

















「『“多摩市”いのルフラン』でどうですか?」



まいった。そこか………!
目でラジオを聴いてはいけなかった。

これを超える“まつわる”系メールを送ってみたい。


数学