2023/04/07

麻雀店Q&A

4月から大学に入学される皆様、ご入学おめでとうございます。

大学生になるということは……
『雀荘に入れます』!!!!!!!!!(←そこかい)

ここ数年は、ネット麻雀やMリーグの影響で
麻雀というゲームそのものの認知度も上昇中。
実際に麻雀店(=雀荘)に行こうかな、と思う人もいるはず。

そこで今回はラジオ投稿の話は全くなしに、
麻雀店についていくらかお話したいと思います。

●麻雀店Q&A

・とりま「地名 雀荘」でググるとやたらあるけど、どこがいいの?

HPやTwitterで「ノーレート」ないし「健康麻雀」と書いてあるところを選びましょう。
周知の通り、麻雀はやたら賭け事と悪縁が深いこと深いこと。
麻雀の賭博は違法なので(なのですがそんじょそこら賭けてる店ばかりなのですが…)、
これを読んでる皆さんには純粋に麻雀を楽しんでもらいたいところ。
で、そんな「うちの雀荘は金賭けてるよ!!1000点いくらです!!」
などという違法な事実をHPやTwitterに公にはしませんよね。警察が黙ってないので。

なので、雀荘が金賭けてる店(通称:オンレート)か
賭けてない店(=ノーレート)かどうか見極めるには
「ノーレート」「健康麻雀」と書いてるところがお金を賭けてない店です。
この令和の麻雀が流行る時代、「金賭けてない」という至極普通の事実を書くだけで
それがお店のアピールポイントになる時代。
逆に特にそのへんが書いてなかったら「オンレート=賭けてる」
と判断してもらって大丈夫です。

具体的にチェーン店の名前を出すと、
「まーすた」は全部健康麻雀の店です。Mリーグルールもやってます。
Mリーガーのコバゴーとか雀王取ってる金プロがかなり上の役職にいらっしゃいます。
ここは安心して行っていいです。

逆に、「マーチャオ」はまーすたと経営母体は一緒なんですが全部オンレート店です。
店名で区別しましょう。

「ZOO」はノーレートの営業を始めた数店舗以外は全部オンレート店です。
ただ、そもそもZOOは安かろう悪かろうで、店員の質は底辺です。
それでも言うて業界としては最安ランクなんで、
安いという理由だけでここが売れてしまう。嫌なもんだ……。


・「フリー麻雀」「リーチ麻雀」「セット」これどんな意味?

営業形態の話になります。
麻雀店は「フリー」と「セット」の2種類があります。

フリーは1人~2人で来店し、他に来店しているお客様同士でお店が決めたルールで麻雀をします。
(お金を賭けるかどうかも”店のルール”なので、「フリー」だけでは賭けてるかの区別はつきません)
セットは最低3人~5,6人(店によって1卓あたりに入れる人数が違います。だいたい5)
で卓を借り、友達同士でやるタイプです。

フリーはスナック
セットはカラオケ

のたとえがわかりやすいかな、と思います。

フリーの営業をしている店は、セットも並行でやっているところがほとんどです。
逆に、セットのみの営業の店もあります。いわゆるセット専門店です。

ひとつ抜かしました「リーチ麻雀」は、
これは意訳すると「日本式麻雀」という意味になります。

今度は麻雀の起源とかの話になりますが、
想像に易く、麻雀の起源は中国です。
ですが、麻雀をひと通り知ってる人なら、日本の麻雀で当たり前のようにある「リーチ」という役、
リーチは日本にしかありません。
他にも日本の麻雀にしかない概念や要素は多くありますが、
そんな、日本制のルールの麻雀を、中国や他各国の「国際公式ルール」と区別して
「リーチ麻雀」といいます。
日本にある「和食店」とさほど言ってることに変わりありませんね。

なので、看板に書いてある「リーチ麻雀」はガン無視していただいて
(日本で国際公式ルールが打てるところはごくごくごく僅かにあった気はしますが…)、
・とりあえず打ちたい!!→フリー
・友達と打ちたい!→セット
の感覚で大丈夫です。

ちなみに、
セットの場合はただの貸卓なので、賭けなきゃオンレート店を利用しても99.9%問題はありません。
あるとすれば……、
セットでオンレート店を利用していて、
たまたまそのとき警察がフリーの賭博現場を取り締まった時、
居合わせていた別卓セットの客はどうなるのか、不安材料ではありますね。


・値段の相場ってどれくらいなの?

麻雀店の価格についてですが、
これはフリー・セット共に法律で上限価格が決まっています。
きっかりした数値や、税込み税抜きどっちかは忘れたんですが、
フリーは1ゲーム600いくら、セットは1時間2400か2600くらいです。

相場としては、フリーは1ゲーム500円、
セットは税抜1卓1時間2000弱が相場です。

ですが、店によっては入店料やドリンク料という名目で
ゲーム代+アルファ取られるところも多くなっていますね。

また、最近は個室セット店が流行っています。
そういう店はルームチャージとかいって卓の料金とは別にいくらか取られる場合が多いです。
タバコが気になる自分には大変ありがたいのですが、
麻雀店の個室って法律的にグレー(というかアウト)なんですよね……。実は。


と、こんな感じで麻雀店そのものに特化したQ&Aを書いてみました。
気になってるお店や、行ってみたいけど不安な場合は個別に連絡頂ければ調べられますので
気軽にお尋ねください!

#ここちゃんず麻雀部ももっともっと増えていってほしいところ。
2023年新入部員もお待ちしております!

2022/12/11

#14『熟語は訓読みに分解!』

ラジオのメールのちょっとしたテクニック(というか配慮)をご紹介。

今回は『熟語』について。

ラジオというのは知っての通り音だけ、音からイメージするメディア、
情報の100%を耳から入れて頭に流すもの。

ではイメージとは、何をイメージするのか。
場面、雰囲気、美味しさ、匂い etc...
五感はもちろん、あらゆる情報をイメージさせます。

しかし、視覚に比べ耳というのはインプットにおいてとても不安定。
日常会話でも、イントネーションやたった1音の違いで
「えっ?」と疑問を抱くことが多々あることでしょう。

それと一緒で、ラジオのメールも、
書いてる時にはスマホやPCの画面で”しっかり”確認できても
それが採用され、パーソナリティーが読み上げて音の情報に変換されると
非常に複雑な表現に変化することも。

それではここで数学が国語の話をします。笑うとこです。

【『音読み』と『訓読み』】


この2つを説明できますか?

たとえば「声」という漢字。
音読みは「せい」、
訓読みは「こえ」。

わかりやすく言うなら、
聞いて(イントネーション込み)パッとその漢字が的確に思い浮かぶ方が「訓読み」
頭にやたら変換候補が浮かんだら「音読み」です。
「せい」と言われれば生性制正星…………バカみたいにあります。
一発で「声」だとは断定できませんよね?

音読み訓読みはあくまで漢字1字においての話ですが、
熟語となるとやたら言葉の数が増え、同じ読みの熟語も増え……。
そういった状態のまま、音情報にするとそりゃミスリードも増えます。

もちろん、前後の文脈で理解可能な場合、
イントネーションでわかる場合…、
ケースバイケースで、しかも音に乗ってみないとわからないものですが、
そういったミスリードになる可能性をなるべく潰して、
快適に聞ける(読める)ために言葉を工夫しよう!
というのが、今回のテーマの目的です。

分解してみる


そこで一つ意外と簡単にできることが、タイトルの
【熟語を訓読みに分解】です。

例えば『腹痛』という熟語なら→「お腹が痛い」といった具合で。
まぁ腹痛程度でミスリードは起きにくいと思いますが、
変換にやたら言葉が並んでいるコトバは場合は注意したほうがいいかもしれません。
でもひと呼吸置けば誰でもできる工夫だったりします。

しかし、放送を聞いていると意外とミスリードを誘う熟語を使っていることがあります。

ではなぜ熟語を使ってしまうのか、分析していくと
・パーソナリティーにかしこまらなくてはいけない
・きっちりとした文章にしたい

のような理由で、ほぼ無意識下のうちに使っていると思います。
しかもこの気持ちはメール投稿を始めたての人に多い。

憧れの人で、年上目上の方だから、敬語を使って配慮しなければ……。
だから”なんとなく”熟語が多く使われて、
たまたまミスリードを誘う語句が使われ、
結果、リスナーの頭に一瞬?が浮かぶ。
こういう算段です。

もちろんこの『熟語』には例外もあります。
分解せず、逆に使った方がいい場面も当然あり、
考えられるとすれば
・あえて結構かしこまりたい場合 とか
・韻を踏みたい場合(ラップ系文章) とか。

この話はあくまで「聞いて理解されやすくする(だけの)工夫」なので、
他に↑のような意図がある場合はもちろんその限りではありません。

それに誤解が起きなければ別にどう書いてもいいのです。
逆に起きたら自分の責任ですし、それにないとはなかなか言い切れない話なのですが…。

結局のところ同じアドバイスになってしまいますが、
書いた後読み返して、言いづらいところ(はパーソナリティーも言いづらい)、
客観的に聞いて頭に?が浮かんだところ、意図通りになってないな、というところ、
ひとつひとつ潰し整えていくのは変わりないのですがね……。


数学

2022/09/27

『高田憂希・千本木彩花のしゃかりきちゃん』を薦めたい

自分のことを古くから知ってくださっている方は
私の本質はアニメより【ラジオ好き】であることを認知してくださってる方も少しいらっしゃるかと思います。

推しの声優ではなくても「話が面白いから」「トークにセンスを感じて」その人の番組を聴き始めたり、
その方をアニメなどの推しとは別に【ラジオ的推し】として注目することもこれまでにしばしば。

そんな声ラジ生活がもうすぐ13年目になろうとしていますが、
これまでに聴いた番組で五本の指に入る、私の理想のような声ラジが
『高田憂希・千本木彩花のしゃかりきちゃん』
です。

●パーソナリティーについて

ハチャメチャ担当・高田憂希と
しっかり者&時折ドS担当・千本木彩花の図。
構図が安定しているし、2人とも互いに変に気を遣ってる様子も感じないトーク。

私がよく他のラジオでパーソナリティーに持つ不満というのが『リスナーへのよそよそしさ』。
なんかやたらファンに公平に接するように話してたり、
メールの返答でもやたら素っ気ない、もっとフレンドリーに話していいのに、という方をよく見かけたりしますが、
しゃかりきちゃんはその辺がとても人間味を感じさせます。
相談にはそれなりに真面目に、
変なメールには変ななりの塩対応を、
しまむらお遍路(後述)で2人や番組に多大な貢献をしたちゃんちゃんには電凸しちゃってまでお礼を伝える。
リスナーへの不自然な返しや媚びがなく、1人1人としっかり向かい合ってるのが好感持てるポイントです。


●スタッフ(主に作家)について

どこかの番組で一度は薄々感じたことがあるのではないだろうか…、
「せっかく推しのラジオなのに中身や選ぶメールがつまらない」
「どうしてそのメールを採用したの?」
というやり場のない気持ち。
推しが出てるから聴かなきゃいけないんだけど、なんか中身が不完全燃焼で、飽きてきたり惰性になったりすること。

自分の中でこれについて推せるポイントが大きく2つあるので挙げていくと、
1つ目が『お便りへの姿勢』
呼び込み文が
「他の番組に絶対に使い回せないお便り、今まで書いたことのないお便り」
「私たちにほんとに心から聞きたいそんな質問」

等、とにかく個性、オンリーワンさをとても要求してきます(これが業界スタンダードであってほしいんですが…)。
かつては、ふつおたに「ところで質問ですが」みたいなセンテンスがあるメールは不採用となったりするなど、
とにかくベタなことに厳しいのが、ベタ嫌いの自分としては非常に好感です。

それが最高に発揮されるのが【よくある質問に答えておきましょうのコーナー】
リスナーから〈Theアニラジ定番〉なよくある質問文を送ってもらい2人に軽く答えてもらうだけの、
いわゆる「対そんじょそこらのアニラジ声ラジへの【皮肉】」。

個人的に一番快感だった質問が、春先に読まれた
「この春、お2人は卒業したいことはありますか?」
に対する、作家・ミラッキさんの
『アニラジはこの質問から卒業しないといけませんね……。』
というコメント。ほんとこれ。
とにかく、お便りの質もリスナーの投稿センスも抜群にハイレベルで、聴いてて普通に楽しいです。

2つ目が『バカに真面目』
さっき軽く触れたんですが、最近流行りの【しまむらお遍路】ってご存知ですか?
事の経路はぜひ番組を1から振り返ってほしいところ。
要は全国のファッションセンターしまむらをお遍路する。

説明になってないじゃないか、どういうことだと言われても、それ以上でも以下でもない。
じゃあ逆にノーマルお遍路を説明するとすれば、
四国の88ある寺社仏閣を巡ること、ざっとそんなもん。大して変わらん。

また、個人的に好きな回が第106回。
『千本木彩花 ご報告の回』と伝えればピンとくる方もいるでしょうが、そのあたりの日付です。
106回はYoutubeにもあがっていて無料で聴けるので是非聴いて頂きたい。

時に大胆に構成を変えて寸劇したり、まるまるエイプリルフールしたり、自分も積極的に混ざったり。
リスナーの満足度がより高まる構成や台本の言葉選び、コーナーの仕掛けをしてくるのが
ここの作家・ミラッキさんのいいところだと思います。

しゃかりきちゃんの2人は、自分の中でのガチ推しというわけではないですが
(前述でいう“ラジオ的推し”にあたる)、
しゃかりきちゃんの構成や採用メールなどで、忖度抜きに、不満も違和感も感じたことは一度もありません。

●10月9日空いてますか

そんな「トークもおもろい・メールもおもろい」
ラジオセンスの塊なしゃかりきちゃん、
イベントやります。チケット一般販売中です。

【イベント詳細】
10月9日(日)3部制(第1部12:30開演)
会場:ワテラス コモンホール(御茶ノ水あたり)
1,2部ゲスト:松田利冴

そして、このイベントが埋まらないと
番組終わります。
(って第6感が言ってる)

確かに、10年前よりますます番組数が増え、
そして「個人やコンテンツを推す」傾向が強くなり、ラジオ文化そのものを好きになるアニオタは減っているのは感じているので
ノンタイアップ(=非アニラジ)、非CDデビュー声優の声ラジは淘汰されやすいような感覚はしています。

が、それと同時に僕は【リスナーとしての質の低下】を危惧しています。
アニメが増え、声優が増え、番組が増え、
「推しの番組がある」それだけで満足になり、
見る目聞く耳が肥えてしまってる人が多いように感じます。
僕がこのブログを始めたのも、最近の採用メールに違和感を感じたのがきっかけでした。

ひとつくらい、日々聴く番組に推しとは関係なく、質の高い番組をリストに加えてみてはいかがでしょう。

しゃかりきネーム:数学